テーブルオリーブは食卓で食べるオリーブの果実。地中海沿岸の人々にとってオリーブオイル、トマト、ニンニクなどと並んで欠かすことのできない食材です。
酸味、苦味、甘さ、塩辛さが程よく調和し、また栄養の供給源としても優れた点の多いテーブルオリーブは、ワインやシェリー酒などのおつまみとして、または肉や魚、野菜など他の食材と調理されて食卓を賑わせ、人々の味覚を満足させてきました。
最近では、私たち日本人の食生活にもオリーブオイルやバルサミコ、ワインなど「地中海の味」がすっかり定着してきました。テーブルオリーブもまた、バラエティーの豊かさ、優れた栄養価、手軽さ、用途の多様性など多くの魅力でわたしたちの食卓をさらに豊かなものにしてくれるでしょう。
「ひまわり」などの代表作で知られるイタリアの大女優ソフィア・ローレン。彼女は「わたしの若さと美貌の秘密はスナック代わりに毎日食べているオリーブの実」と公言しています。オリーブ果実には「ポリフェノール」という渋味成分が含まれ、これは貯蔵するときに雑菌の繁殖を抑えたり、体内の酸化を防止するという重要な働きがあるため老化防止、がん予防、また動脈硬化や各種炎症、アレルギー疾患に有効であるとの研究結果が出ています。ソフィア・ローレンの「オリーブ美容法」は学術的にも立証された最新の美容方法と言えるかもしれません。
オリーブオイルの原料であることからもわかるようにオリーブ果実の主成分は脂肪です。植物油の主な成分は脂肪酸ですが、脂肪酸の中でもオリーブはオレイン酸を一番多く含んでいます。オレイン酸は悪玉コレステロールだけを減らし、善玉コレステロールは増やす働きがあることが明らかになっており、この作用によって心臓疾患などの成人病を予防します。
オリーブ果実は、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラル分やビタミンC、ビタミンB1、繊維質の補給源としても優れています。日々ストレスにさらされている現代のわたしたちにとって、テーブルオリーブは体力を回復させ健康を維持させるための強い味方なのです。
オリーブの本格的な試験栽培は、1908年(明治41年)に鹿児島・三重・香川の3県で開始されました。このうちオリーブオイルとテーブルオリーブの生産に成功したのが、香川県でした。これに着目し、日本で最初にテーブルオリーブの製造・販売を始めたのは讃陽商会(現・讃陽食品工業)の初代社長・児玉連一で、大正末期のことです。
当時、テーブルオリーブは日本人にまったく馴染みがなく、販売にはずいぶん苦労しました。また、製造法もテキストがなく、試行錯誤の連続だったのですが、香川県産業試験場の協力を得て、わが国でのテーブルオリーブ製造の基礎を築きました。
世界に約500種類もあると言われるオリーブですが、食べておいしいオリーブの品種にはいくつか条件があります。
果実の大きさは中型から大型で果肉が厚く核が小さいもの。また種離れがよく、外皮が薄く肉質が良好でジューシーであることも大切です。
また、食べ方、調理方法によってタイプを変えるといいでしょう。
ピザや、サンドイッチなどにはカリフォルニアタイプが良く合います。
スペイン風グリーンオリーブやギリシャのカラマタオリーブは煮込み料理などに使うとそれぞれの旨味が料理に引き出されます。
開封したテーブルオリーブを保存する場合は調味液を捨てないで、その上に、5%の塩水にレモン汁、または酢を数滴落として補い、蓋をして冷蔵庫に保管してください。
(缶の場合には別の容器に移して下さい。)
異臭がしたり、液の表面に白い膜状にものが発生したり、液体が濁ってしまった場合は召し上がらないで下さい。

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